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原位置試験・計測は、地盤情報を求めるために欠くことができません。原位置試験・計測には、ボーリング孔を利用するものと、ボーリング孔を必要としない試験法とがあります。
ボーリング孔を利用する原位置試験では、試験の種類に応じて孔軸の直線性と孔径保持、孔壁や孔底の乱れ・スライム溜まり・目詰まりをさせない等、試験孔を適切に仕上げる事が前提条件となります。 |
【ボーリング孔を利用する原位置試験・計測】 |
・標準貫入試験(N値)
・孔内水平載荷試験(LLT・エラストメータ)
・速度検層(PS検層)
・電気検層(比抵抗検層)
・現場透水試験
・簡易揚水試験(単孔式)
・地下水検層
・地下水流向流速測定
・孔内水位・間隙水圧測定
・温度検層
・ルジオンテスト
・湧水圧試験(JFT)
・孔径検層(キャリパー検層)
・孔内傾斜測定
・パイプ歪計測定 |
孔内水平載荷試験(岩盤) |
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ルジオンテスト(マルチハイドロリックテスターによる) |
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速度検層(PS検層) |
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地下水流向流速測定 |
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キャリパー検層 |
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電気検層・自然電位(SP検層)・温度検層 |
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孔内水平載荷試験(LLT) |
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【ボーリング孔を必要としない原位置試験・計測】 |
・スウェーデン式サウンディング
・コーン貫入試験
・動的貫入試験
・簡易貫入試験
・平板載荷試験
・現場密度試験(RI測定) |
平板載荷試験 |
建築基礎設計のために、地盤反力係数あるいは極限支持力などの支持特性を求めるための試験です。一般に、GL-0.8〜1.5m程度まで根切り後、直径30pの円形載荷板を設置し50〜100kN(5〜10tf)程度の荷重を加え沈下量を測定します。 |
スウェーデン式サウンディング |
スウェーデン式サウンディング試験は、JIS A1221に規定されている試験法 で、スクリューポイントを取り付けたロッドの頭部に1kN(100kg)まで荷重を加えて自沈長を計測した後、ハンドルに回転を加えて地中にねじ込み、25p毎の貫入に必要な半回転を測定します。戸建て住宅など小規模建築物や擁壁基礎の地盤調査に適用され、実績の多い経済的な調査方法です。 |
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宅地地盤調査
写真:「ソイルテック高松」提供 |
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